11月3日に福岡県全体で「県内文化財一斉公開 ふくおか歴史彩発見」というイベントで
志免町では、立坑を中心とした、見学会があり参加しました。
とても天気が良く、気持ちの良い見学会でした。北側の外観。こちらの突出部は屋上への階段室。屋上が労働者の休憩場所として使われていたそうです。
最近の調査で、右上部からの外壁の汚れは、当時のトイレの汚水配管の名残だということが解ったそうです。右側の突出部は機械の操縦室だそうです。
斜坑入り口、たてこうが作られる前に地下の炭鉱の出入り口として使われていて、斜めなので時間がかかり効率を良くするためとさらに深く掘り進めるために、たてこうが造られたそうです。
これもレンガの3重のアーチになっています。確認はしていませんが、アーチは圧縮しか受けないので、鉄筋は入っていないでしょうね。現在は出入り出来ないように、格子がありますが、これも、国鉄の炭鉱らしく、レールの部材で作られています。
アーチの内側もレンガが積んている状況がよくわかります。
以前に紹介した換気口のプロペラは収蔵庫に保管されていました。やはり、現地保存とはリアリティーが違います。2重と思っていたプロペラは3重だったそう。
ディテール。無垢から削り出したのか、薄い板を集成材のように貼り合わせたのか?通常はシロッコファンが使われ、プロペラファンは補助的に使われていたそう。
炭鉱が栄えていたころから在る酒屋さんです。