柳川と言えば、街中にある掘割が有名で、舟に乗って街を観光する掘割めぐりが人気ですが、白秋祭の時には、舟は夕方から乗り込み、暗くなってから出発します。数百艘の舟が、船頭さんの手漕ぎでゆっくりと2時間くらいの時間をかけて掘割をめぐります。水面に写る光が揺らぐ中を、人力で音をたてずにゆっくりと進む、幻想的な景色を楽しみました。水面ぎりぎりから見る街並みは、普段見ることが無いので新鮮な体験でした。
舟の上では、ご馳走やお酒を楽しむ舟もあります。嬉しいのは、市民の方々の歓迎でした。掘割めぐりの要所要所では、様々な市民サークル、学校の部活動の生徒たちが、日々の練習の成果を披露して楽しませてくれたり、掘割に面した住宅のテラスや、掘割沿いの歩道で子供たちや家族連れが花火やシャボン玉などで歓迎してくれます。
舟の終着点では、ステージが組んであり、私が行った日はオペラ歌手が白秋の歌を聞かせてくれました。最後は、御花(おはな)の近くで花火大会。縁があって3年連続、参加させていただいています。来年もいけるかな。
乗船して出発を待ちます。だんだん、気分が高まってきます。
いよいよ出発です。船頭さんが竿を使用して、水の上を音も無くすべるように漕ぎだします。
要所要所で水上に床を組んで、演奏などで楽しませてくれます。
暗闇の中、水面に演者が浮かび上がり、その姿が揺らめく水面に写り込み、耳と目で楽しませてくれます。
学校のブラスバンドの演奏です
柳川高校の生徒さん達もバンザイ!
シャボン玉で歓迎。光を反射してとてもきれいです。
日本文化の素晴らしさを感じます。
日本の楽器を中心とした演目が多いです。やはり、この景色は和が合います。
県指定無形民俗文化財の囃子「どろつくどん」だそうです
とっても優雅な時間です。
照明も、水に浮かぶものや、歩道に沿った照明で水面を飾ります。
他にも、多くの催し物がありました。催しは、優雅なものから威勢のよいものまであり、それらのスポットとスポットの間には、また静寂につつまれるという、明と暗、静と動があり2時間飽きさせません。
最後は花火大会
(写真は3年分なので、順番は掘割めぐりの順番とは多少入れ替わってます)
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