2010年12月24日金曜日

白秋祭

白秋祭とは、毎年、北原白秋の命日(11月2日)前後に、白秋の出身地柳川で行われる白秋を偲ぶお祭りです。
柳川と言えば、街中にある掘割が有名で、舟に乗って街を観光する掘割めぐりが人気ですが、白秋祭の時には、舟は夕方から乗り込み、暗くなってから出発します。数百艘の舟が、船頭さんの手漕ぎでゆっくりと2時間くらいの時間をかけて掘割をめぐります。水面に写る光が揺らぐ中を、人力で音をたてずにゆっくりと進む、幻想的な景色を楽しみました。水面ぎりぎりから見る街並みは、普段見ることが無いので新鮮な体験でした。
舟の上では、ご馳走やお酒を楽しむ舟もあります。嬉しいのは、市民の方々の歓迎でした。掘割めぐりの要所要所では、様々な市民サークル、学校の部活動の生徒たちが、日々の練習の成果を披露して楽しませてくれたり、掘割に面した住宅のテラスや、掘割沿いの歩道で子供たちや家族連れが花火やシャボン玉などで歓迎してくれます。
舟の終着点では、ステージが組んであり、私が行った日はオペラ歌手が白秋の歌を聞かせてくれました。最後は、御花(おはな)の近くで花火大会。縁があって3年連続、参加させていただいています。来年もいけるかな。

乗船して出発を待ちます。だんだん、気分が高まってきます。



いよいよ出発です。船頭さんが竿を使用して、水の上を音も無くすべるように漕ぎだします。



要所要所で水上に床を組んで、演奏などで楽しませてくれます。



暗闇の中、水面に演者が浮かび上がり、その姿が揺らめく水面に写り込み、耳と目で楽しませてくれます。



学校のブラスバンドの演奏です



柳川高校の生徒さん達もバンザイ!



シャボン玉で歓迎。光を反射してとてもきれいです。



日本文化の素晴らしさを感じます。




日本の楽器を中心とした演目が多いです。やはり、この景色は和が合います。



県指定無形民俗文化財の囃子「どろつくどん」だそうです



とっても優雅な時間です。



照明も、水に浮かぶものや、歩道に沿った照明で水面を飾ります。



他にも、多くの催し物がありました。催しは、優雅なものから威勢のよいものまであり、それらのスポットとスポットの間には、また静寂につつまれるという、明と暗、静と動があり2時間飽きさせません。



最後は花火大会



(写真は3年分なので、順番は掘割めぐりの順番とは多少入れ替わってます)


よろしければ会社のホームページもご覧ください。
興味深い設計の実例を多数紹介しています
シード建築設計事務所

2008年6月2日月曜日

博多川で船乗り込み

5月29日博多川で船乗り込みがあり、大勢の人出で周辺が賑わいました。これは、博多座で開催される歌舞伎の役者さん達が、船を利用して博多座に入場するというもので、毎年この時期に行われています。
昨年、設計監理した博多川トイレの前を通るということで、私も見に行ってきました。




さて、トイレの対岸に着くと、すでに博多橋の上には、たくさんの人々がカメラを手に待っておられました。しばらくすると、キャナルの前を出発した船がゆっくりゆっくりやってきました。すると川沿いに集まった人から、歓声とかけ声、紙吹雪が・・・。船には、紋付はかま姿の坂田藤十郎さんが座って手を振っておられました。お顔もよく見えて、私も紙吹雪の中、手を振りました。そうやって9隻の船が行くのを観ながら、なかなか風情のある時間を過ごしました。また来年もこようかな・・。

シード建築設計事務所 http://www.seedhp.com

2008年1月16日水曜日

子どもが生まれました(仔犬成長記)

[12月15日]
リンに子供が生まれました。
生まれる日は出産準備で腹をからっぽにするため、餌を食べず、トイレに何度も行くと聞いていて、その日がそうだったので、出産が近いことが判りました。私たちもその瞬間を緊張して待ちました。
夜中に、「うぉーー」と聞いたことの無い遠吠えのような泣き方をすると、さらに大きくキャキャキャイーンと鳴いて1頭目が生まれました。犬も、やはりきついのですね。
仔犬は透明な袋に包まれていて、リンは舐めながらそれを破り、へその緒や胎盤を全て食べて次の出産に備えます。20分くらいごとに、同様の泣き方をして計4頭を生みました。
仔犬は袋から出ると、順におっぱいを吸い始めました。


3女、1男でした。最後の仔犬が生まれて5分くらいの写真です。無事、出産が終わりリンちゃんも安心したことでしょう。何か達成感がある表情に見えました。沢山ほめてなでであげました。



[12月19日]
仔犬が生まれると急に母になります。翌日は、産後に全くトイレに行きたがらないので、強引に連れて行きましたが、子供が心配でそれどころではありません。ドアにジャンプしてアタックしてきました。
母親の仕事は、食事をたくさん食べ、乳をたくさんやって、仔犬を舐めて刺激しウンチやオシッコをさせ、それを食べて産箱内を綺麗に保ってます。リンの食は細い方(本などによると)でしたが、生んだ途端に、食べる量が3倍くらいに増えました。それもそのはず仔犬も随分大きくなりました。


[12月19日]
気持ちよさそうに寝ています。



[12月20日]
仲良く寝ています。





[12月23日]
それぞれ性格というか外観以外にも行動に特徴が見られます。みゃーみゃー言うように文句を言いながらおっぱいを吸う長男、いつもおっぱいを横取りされる小さい三女。おっぱいを両前足の左右交互に突き上げながら飲む仔犬、顔(頭全体)をリズミカルに押し付けながら吸う仔犬など、飲み方にも違いがあります。でも、4頭共どんどん大きくなってます。

[12月23日]
仔犬をとてもよく世話をします





[12月23日]
日向ぼっこで・・うとうと・・・




[12月28日]
おっぱいの後に時々兄弟でじゃれ合うようになりました。これは、長女と三女





[12月28日]
一番、成長が早く暴れん坊の長男。目も少し開いてきました。4番目に生まれました。




[12月29日]
最初に生まれた長女、白手袋がお洒落でしょ。








[1月2日]
産箱から出たいようです








[1月2日]
体重はもう1kgを超えました。オスの下の世話をしてあげてます。




[1月2日]
いっちょ前に時々か細い声で遠吠もします。





[1月2日]
しばしの子育て休憩。トイレタイムは3階で・・・。ここで仔犬と遊べるのはいつ頃かな?
11月末には茶色に変わる芝生も、この冬は、未だに緑を残しています。昨年からの温暖化・暖冬ぶりが良くわかります。



[1月6日]
新年とは思えない暖かさのこの日、まだ、よちよち歩きですが、はじめて、屋外(屋上庭園)に出ました。



[1月6日]
最初は、おそる~おそる~。目もぱっちり開きました。



[1月6日]
だんだん、慣れてー。



[1月6日]
しばしのお散歩を楽しみました。リンも見守ってました。しっぽはまだ、まっすぐでーす。



[1月8日]
ますます大きくなりました。



[1月13日]
足腰も丈夫になりました。ぴょんと跳ねる子もいます。



[1月13日]
生後1ヶ月を前にして、記念撮影をしました。左から生まれた順に
長女 手足が白いので白手袋ちゃん 良く寝ます。体重1.5kg
次女 2番目に生まれたので、二子、ニコちゃん  ちょっとおてんば。一郎にも負けない。体重1.45kg
三女 色が濃いのでクロちゃん  小さかったけど成長みんなに追いつきました。体重1.5kg
長男 一郎ちゃん やんちゃな暴れん坊。声出ししながらどんどん飲んでたので1.8kgになりました。
みんな、いつの間にか、しっぽが上向きにカールしました。



[1月15日]
今日は、生後1ヶ月です。また、3階で日向ぼっこしました。



[1月15日]
9日前より、足取りもしっかりとなりました。(ニコちゃん)



[1月15日]



[1月15日]
縁に上がりたいけど、上がれない。しっぽも日本犬らしくなりました。




>シード建築設計事務所のホームページはこちら

2008年1月4日金曜日

ライトで浮かび上がる遺構

突如と浮かび上がる構造物







何でしょう?




志免町の立坑がライトアップされました。
(クリスマスと年末年始限定)






どうなっているか判るでしょうか?
地面に塔が突き刺さっているような・・・。







水溜りに反射しているのでした。地下数百メートルの深さまで掘り下げられている施設のスケルトンを見せているようにも見えます。







このアングルが造形的に一番面白いですね。


もっと詳しくお知りになりたい方、昼間の写真をご覧になりたい方は、
下記も合わせてどうぞ。

産業遺構 立坑(たてこう)/ 廃墟

産業遺構 立坑(たてこう)2


シード建築設計事務所 http://www.seedhp.com

2007年11月26日月曜日

光明禅寺

大宰府の光明禅寺に行ってきました。
紅葉の名所らしく、新緑の頃に行ったことはあったのですが、この時期に来たのは初めてでした。


建築の南側にある庭なので、建物から庭を見ると逆光で光が透けた紅葉が綺麗かなと予想して行きましたが、南側に背景の山がすぐ近くまでせまっていて、この季節だと夕方の一時だけにしか直射光が入りそうにありません。「もう30分遅く来れば・・・」という時間でした。



しかし、そのせいか、苔はしっとりとしていて、背景の暗い緑の山があることで、庭の落葉樹が浮き立ち、庭の閉鎖感がひっそりとしてちょうど良い広さを感じました。


ひととおり見学すると、部屋の中に光が差し込みました。


境内の北庭の紅葉。



お寺のお向かいの桜  だったかな・・? とても、天気の良い一日でした。


シード建築設計事務所 http://www.seedhp.com